使って壊すから
再利用可能なスタンドへ
スウェーデンのエケッツ・グループは、毎年展示会に出展しています。
これまでの長い間、使っては壊す木工ブースを使用し、展示会終了後に解体され翌年にはまた新しいブースを購入・設営するというサイクルを繰り返していました。
しかし、持続可能性を重視するエケッツ・グループは、より環境に配慮した出展方法を模索。毎年繰り返し使用でき、必要に応じてグラフィックのみを交換できるソリューションを求めていました。
そこで、従来のカスタムブースのデザインを活かしながらも、再利用可能なスタンドとしてExpand GrandFabricシステムを活用したブースを導入しました。これにより、長期的なコスト削減と環境負荷の軽減を実現しながら、ブランドイメージを維持した展示が可能になりました。


3Dレンダリングによるブース設計
ブースの床面積は6.5×7mで、3Dレンダリングツールを使用し、従来のブースのレプリカを作成しました。
ブースには、高品質かつ交換可能なファブリックプリントを備えた
Expand GrandFabricの各ユニットが含まれています。
🔹 各ユニットの仕様
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バックウォール:w 640 cm × h318 cm
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サイドウォール:w294 cm × h240 cm
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ストレージ ①:w98 /232 cm × h 240 cm
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ストレージ ②:w81 /98 cm × h240 cm
🔹 追加装備
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吊り棚:3段棚×2セット
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大型カウンター(Expand PodiumCase XL)
- 使用時にはカウンターとして機能し、移動時には車輪付きのハードケース2台に変換可能
この設計により、機能性とデザイン性を両立した、使い勝手の良い展示ブースが実現しました。
3Dレンダリング - 別のアングル
このレンダリングは、ブースを別の視点から捉えたものです。


展示会で賑わうブース
開放的で親しみやすいデザインにより、3方向からスムーズに来場者を迎え入れることができます。
特大サイズのバックウォール
高さ318cm、幅640cmの超大型バックウォールの裏面には、
エケッツ社のスタッフが紹介されています。
このページの下部にある動画で、プリントの詳細をご覧いただけます。


動画&プレゼンテーション
大型バックウォールにモニターを組み込み、動画やプレゼンテーションを表示できる仕様になっています。
大容量のストレージ
エケッツ社は2つのストレージスペースを設置しており、そのうちの1つ(232×98cm)は、来場者向けの飲食物や軽食、ドリンクの保管用として活用されています。
これらは、広々としたカウンターExpand PodiumCase XLで提供されました。


小さな収納スペース
サイズは81×98cmで、コートやバッグを収納し、スタンドの他の部分を整理整頓できるようになっています。
製品を展示するための吊り棚
多くの企業は、すべてのグラフィックに製品を宣伝するデザインを採用しています。一方で、エケッツ社はグラフィックデザインをシンプルに保ち、代わりに大型収納スペースとサイドウォールの一部に吊り棚を設置し、製品や製品の詳細を展示しています。これにより、「少ないほど豊かである」という洗練されたブランドイメージと、スタンド全体の高品質な雰囲気が生まれています。

